それから数ヶ月後──新たな依頼のため、ベリルとノインは南米にいた。
「おーい、ノイン。お前宛に荷物が届いてるぞ」
「え?」
傭兵たちのキャンプ、作戦会議のために集まった大きめのテントに、その荷物は届けられた。
ベリルに『お迎え』が来ない処を見るとケイトは黙っていてくれたようだが、ノインはまだ油断出来ないと神経をピリピリさせていた。
「!」
ノインは差出人の名前に一瞬、体を強ばらせる。
「ベリル……ケイトからよ」
「ほう」
一体、何だろう? と、ノインは渡された小さな小包を開ける。
中には、USBメモリと1枚の絵と手紙──ベリルはモバイルパソコンをノインに手渡し、USBメモリを差し込んだ。



