記す者

「バレてしまったな」

「彼女の言ったことは本当なのね」

 確認するように問いかけたケイトを一瞥し、足を組む。

「不死になって61年になる」

「どうやって不老不死に……」

「話せば長くなる。これは確実に言える事だが、科学的なモノで不死になった訳ではない」

「!」

「調べても今の科学では解明は出来ん」

「そうなの?」

「分子レベルの組み替えが今の科学で可能ならば、あるいは」

「無理ね」

「それすら出来ないのでは私の不死を解明する事など到底、不可能だ」

 一度、そのエメラルドの瞳を瞼に隠す。