記す者

 命令に縛られない、傭兵としての道──自らの意思で依頼を受けて動く。

 そんな彼らの目には、やはりベリルの姿が映る。

「そんなに彼は凄いの?」

 ケイトは、若い傭兵見習いたちに訊いてみた。

「当然です。『素晴らしき傭兵』と謳(うた)われる彼と仕事が出来るなんて、夢のようです」

「そう」

 まるで心酔しているかのようなイメージも受けてしまうが、その瞳は純粋だ。

 ケイトは、改めてベリルを見つめた。