記す者


 要請を受けた国の空軍基地に到着する──出てきたベリルたちを、軍の人間がどこかに案内する。

 それは、基地の敷地内の端に設置されたいくつもの深草色をしたテントの一つ。

 中に入ると、そこにいた20人ほどの視線が3人に向けられる。

「やっと来たか!」

 その中の男が1人、ベリルに近付き握手を求めた。

「スティーブ、よろしく頼む」

 それにベリルが応える。

 ケイトは、テントから少し顔を出し辺りを窺った。

 簡易のテントがいくつか張ってあり、傭兵たちの仮の寝床らしい。

 今日はここで泊り、明日の朝、救出に向かうようだ。