記す者

「向こうの軍とも話はついてる。気兼ねなく乗ってくれ」

 そう言って、飛行機から出て行く。

 ノインがちょこんとシートに座りベルトを締めるのを見たケイトも、慌てて席に着いてベルトを締める。

 そして、ベリルがコクピットに向かう姿にケイトは首をかしげた。

「ベリルは副操縦士を務めるの」

「! 飛行機の操縦出来るの?」

「戦闘機も動かせるよ」

 ノインの言葉に驚愕するばかりだ。

「ほんの8数時間ほどの我慢だね」

 ノインがケイトにニコリと微笑む。