記す者

「それだと、彼は結婚しないってこと?」

「ああ……するハズないでしょ」

 不老不死なんだから表の法律なんて意味無いし……ノインが思っていると、ケイトが声を張り上げた。

「そんな! それじゃあ、あなたが可哀想だわ」

「え、いや……。別にいいのよ」

「よくないわよ! 私が行って言ってやるわ!」

 鼻息荒く立ち上がる。

「! ちょっ!? 待って、待ってってば!」

 慌ててケイトの腕を掴んで止める。

「いいから、余計なコトはしなくて」

「でもっ」

「嬉しいけど、これはあたしとベリルの問題だから」

「そう、そうね」

 落ち着いたケイトがベッドに戻ると、ノインはほっと胸をなで下ろした。