記す者

 自分が求めていた相手とは、若干イメージが違う──もっとこう、大きな男だと思っていた。

 存在感は際だっているが、どちらかと言えば小柄だ。

 彼が本当にその職業の人間なのかすら疑問に思うほど、ケイトには違和感があった。

「私は戦場ジャーナリストなの。今度は傭兵について書こうと思っているの」

「……」

 それが答えか? と、いうようにベリルは眉間にしわを寄せる。

「何故、私の事を知っている」

 そうして再度、ベリルは尋ねた。