「どうしたの?」

 チェーンを外し、彼女を招き入れる。

「こないだは言い過ぎてごめん」

 ベッドに腰掛けるケイトに謝りながら、彼女の隣に腰を落とす。

「! ああ、気にしないで」

 ノインはその言葉に小さく笑ってケイトを一瞥すると、正面を向いて宙を見つめた。