麻梨はあたしの顔から視線を外すと不思議そうな顔をして言った。

「鞄に付いてるドクロのやつだけ趣味違くない?」


あたしの趣味は、ドクロとかそういう物よりも、可愛い感じの物だったのでドクロだけ浮いてしまっていた。








「これは、大切な人から貰った大事な物やから。」

「そっか、それで1つだけ趣味が違ったんだ。」

「コレだけ浮いてるけどいつも持っときたいから。」

「そっか、そうだね!大事な物だもんね!!」


そう言うと麻梨は急に目を輝かせて続けて言った。







「てかその大切な人って瑠美の好きな人だよね!?」

「うッ…うん//」


あたしは顔を少し赤くして言った。