ついに来てしまった…。
この日、日曜日が…。

あたしは駅の前で梢と夏紀が来るのを待っている。




最初は嫌がっていた夏紀もすっかりノリ気に成ってるというのに、あたしはまだノリ気に成っていない。

自分でも、何でこんなにノリ気に成れないのか不思議に思うくらいだった。






そんなことを考えてボーっとしていると後ろから声を掛けられた。

「瑠美ッ!おはよう♪」


驚いて振り返ると、そこには夏紀が立っていた。


「なんや夏紀かぁ。」

「誰やと思ったん?(笑)」

「ううん。ちょっとボーっとしてたからビックリしただけ。」







あたしがそう言うと夏紀は話し始めた。


「なぁ知ってた?ここに集まるんってあたしらだけじゃなくて男子もなんやって。」

「え!?そうなん!?!?でもあたしらが相手やってわかんのかなぁ?」

「さぁでも梢が来たら大丈夫なんちゃう?」






そんなことを話していると向こうの方から梢らしき人が走って来るのが見えた。

「ごめんごめんちょっと遅なった」

そう言って梢は謝った。


「それはいいんやけど、まだ男子来てないで。」