何分かたったあと、授業の終わりを知らせるチャイムが鳴った。

「あーいーちゃーんっ♪…ってあれ?かっちゃんは??」

「赤髪…どっか行ったよ。」


赤髪と普通に話している私をありえねーって目で見てくるクラスの人たち。


「赤髪って。俺、泣いちゃう。尚人だから尚人って呼んで!」

「…尚人君。」

「お♪なんか萌え~♪」

尚人君は、馬鹿なことを言いながら鬼我利を探してるのか廊下を見渡した。

「ね。」

「なにー?」

私が教室に入ろうとしたら尚人君に呼び止められた。