ヤンキー育成高等学校




「無理だか…ら…。」


気づいた時には、男子生徒はいなくなってて、私は1人取り残されていた。








あれから2日。
今は授業中。


時が過ぎるのは早いもので。
てゆか、隣の席と斜め前の席はやっぱり空席なままだった。


盗聴器は、あの日あの場所に捨ててきた。

だって、付け方なんて知らないし元々付けるなんてしないつもりだったから。