そんな私に文句を言うお母さんは、カルシウムが足りないのかな?
母の日には、ヨーグルトを贈ってあげよう。
うん。


「亜依…早く学校の支度しなさい!」



数分後、私は食パンを加えながら母の運転する車で私が今日から通う私立鳩山高等学校へ向かった。


私がここに入学する訳は、パパがその学校の卒業生であり、一番近い高校であり全寮制だから。
1人娘の私が電車通学するのが心配なんだって。

でも、私は陸上の推薦が来ていた有名な公立高校に行きたかったのに……パパにムリヤリ願書を送られた。
本当に能なしのバカオヤジ。


「亜依、心の中の声まるぎこえよー…お父さんにチクっちゃおーかなぁ。」

「え゛っ!絶対パパには言わないで!!私殺される!!!!」

「それに…陸上ならこの学校でもできるわよ。」

ー…。