『……お邪魔します……』 誰も居ないとわかって居ながら、一言呟いてドアを開ける。 モノクロの部屋。 普段のモノクロよりも ずっとずっと暖かなモノクロの部屋。 ベッドに座りそのまま横に倒れる。 ポスッと枕に顔を埋める。 『林の…香りだ…』 私はそのまま眠りについた。