リビングではお母さんたちが ソファーに座っていた。 「あ、2人とも気持ちは整理できた??優香、荷物ちゃんとまとめといてね」 …やっぱり離れ離れになっちゃうんだ。 あたしはまた泣きそうになった。 そのときだった。 龍也があたしのお母さんに向かって言った。 「美久さん。優香、俺にちょうだい??」 えっ!? 龍也、なに言ってるのっ!? お母さんたちも目を丸くして驚いてる。 「俺らまだ高校生だから結婚できねぇけど。俺、優香と一緒にいたいから」