しばらくすると落ち着いてきた。 「…ヒクッ…亮、ごめんね??…ッ…ありがと…」 「俺はいいけど…さ。んで??何があった??俺、話聞くことくらいならできるよ??」 あたしは言うのを迷った。 だって龍也はあたしにとってただの幼なじみだし…。 そんなことでこんなに泣くなんて絶対変だもん…。 でも亮は真剣な目をしてたから話すことにした。 このあいだ、雅ちゃんに言われたこと。 いま、そこで2人が抱き合ってたこと。 それから…キスしていたこと。 亮は静かに、けど真剣にあたしの話を聞いてくれた。