学校から歩いて5分の所にあるコンビニに私は入る。
「普通さー
部活頑張ったおれが芽衣に奢ってもらうと思うんだけどー」
「まぁーだブツブツ言ってんの?
男なら腹くくりな!」
「芽衣って本当男前」
溜め息を付いて苦笑。
元気な碧とは違う表情。
でもその顔も嫌いじゃなかったりする。
「そ?」
「あっさり、ばっさりな感じ」
「その点碧は女々しいよね。
男のクセに」
「あのな~っ」
「あはは(笑)
あ、碧! ほら、パピコ!
半分こしよ~っ」
「調子いいな~」
「だってそれが私でしょ?」
「次は芽衣の奢りだかんな」
「はいはーい」
「てっきとうだなぁ(笑)」
なんて苦笑しつつも、パピコをレジに持っていく。
その反対側の手にはお茶のペットボトル。

