「碧ー 帰ろー」



「おお!」





今日は珍しく碧が部活が休みで早目に学校を出る。





「碧、パピコ食べよ、パピコ!」



「またぁ~?」



「いいじゃん!

だって私、パピコが1番好きなんだもん」



「パピコが1番?」



「うん」



「そ、そう…」





ぐだぐだ言ってた割に、碧はちゃんとコンビニまで来てくれる。



そういうとこも碧のいいとこよね~





「わーい、パピコー♪

はい、半分」



「どーも」





半分碧にあげると、私から嬉しそうにパピコを受け取る。



なによ、私のことをお子様だなんて言っといて、碧だって喜ぶんじゃない。



お子様じゃん。