「ほら、早く乗って。」 「うん。」 いつも、行き帰りは狼俄の自転車の後ろに乗っていく。 狼俄の家はあたしん家の隣。 だけど、 狼俄は一人暮らしをしていて、家を通り越した方にあるアパートに住んでる。 だから、ついでに乗せてってくれる。