リュウside
「こっちから声が聞こえた気がしたんだけど…」
「体育館か!」
廃校になった小学校に潜入し、失踪した中学生達を探していると体育館から声が聞こえるという手がかりができた。
「行こう!」
体育館に走りはじめたキュウに続いてみんなが体育館へと向かう。
でも僕はその場から動かなかった。
さっきからうざったいくらいに感じる気配。
「いつまで隠れてるつもりだ?」
出てきたのは嫌なくらいに妖しい笑みを顔に浮かべたケルベロスとユリエ。
「今回も冥王星の仕業か」
「わたしたちは殺人計画書を作成したまでです」
「それで依頼人の口を封じにきたってわけか」
「まあそれだけではないんですけどね…」
「…他に何の理由がある」
「猫を探しにきていましてね」
「猫?」
いきなり何を言いだすのかと、首を傾げる。
「毛色の変わった猫ですよ」
相変わらずこいつらは何を考えているのかわからない。
誰にも想像がつかないくらいとんでもないことを考えているのではないか…といつも思う。
「………」
早くこの場を去ろうと思って、ケルベロス達の前を無言で通りすぎようとしたとき
「リュウ様」
とケルベロスに声をかけられた。
「優衣という少女。ご存じですか?」
「こっちから声が聞こえた気がしたんだけど…」
「体育館か!」
廃校になった小学校に潜入し、失踪した中学生達を探していると体育館から声が聞こえるという手がかりができた。
「行こう!」
体育館に走りはじめたキュウに続いてみんなが体育館へと向かう。
でも僕はその場から動かなかった。
さっきからうざったいくらいに感じる気配。
「いつまで隠れてるつもりだ?」
出てきたのは嫌なくらいに妖しい笑みを顔に浮かべたケルベロスとユリエ。
「今回も冥王星の仕業か」
「わたしたちは殺人計画書を作成したまでです」
「それで依頼人の口を封じにきたってわけか」
「まあそれだけではないんですけどね…」
「…他に何の理由がある」
「猫を探しにきていましてね」
「猫?」
いきなり何を言いだすのかと、首を傾げる。
「毛色の変わった猫ですよ」
相変わらずこいつらは何を考えているのかわからない。
誰にも想像がつかないくらいとんでもないことを考えているのではないか…といつも思う。
「………」
早くこの場を去ろうと思って、ケルベロス達の前を無言で通りすぎようとしたとき
「リュウ様」
とケルベロスに声をかけられた。
「優衣という少女。ご存じですか?」
