団先生に用があって部屋にはいるとまず第一声に聞こえたのがそれだった。
でも別に驚きは微塵もなかった。だって僕はその事を今日団先生に言いに来たのだから…。
そしてQクラスを辞めると言うことを。
「先生…俺も天草のことを信じたい。でもQクラスの他のメンバーにもしものことがあったら…!」
「ご心配には及びません」
「天草っ!!」
自然と団先生の机に歩み寄って団先生の前にDDS手帳を差し出すと、団先生は顔をしかめながら僕の顔を見た。
「どういうつもりだ?天草君…」
団先生の鋭い目線に少し目を伏せてからしっかりと、重くも口を開いた。
「七海先生の恐れているとおりです。僕の体には悪魔の血が流れています。……冥王星のリーダー、キングハデスの血が…」
ハッと息をのむ音が隣から聞こえる。
でも団先生は顔色一つ変えることなく「あいつは元気にしているのか?」と僕に問いかけた。
「え…?」
団先生の突然の言葉に思わず反射的に聞き返した。
想像もしていなかったその返事に頭の中が一気にごちゃごちゃになる。
あいつ、というのは聞くまでもない。話の流れ的にお祖父様の事なのだろう。
「お祖父様と…知り合いなのですか…?」
初めて聞いたその衝撃的な言葉に、さっきまでの平常心はどこかへ消え僕は思わず目を泳がした。
お祖父様からそんな話は聞いたことがない。
今までQクラスと冥王星は幾度となく事件の度に絡んできた。
「昔色々あったんだ」
「いろいろ…?」
でもまさか、二人が知り合いだったなんて…
「ああ。山内君のお父さんともね」
でも別に驚きは微塵もなかった。だって僕はその事を今日団先生に言いに来たのだから…。
そしてQクラスを辞めると言うことを。
「先生…俺も天草のことを信じたい。でもQクラスの他のメンバーにもしものことがあったら…!」
「ご心配には及びません」
「天草っ!!」
自然と団先生の机に歩み寄って団先生の前にDDS手帳を差し出すと、団先生は顔をしかめながら僕の顔を見た。
「どういうつもりだ?天草君…」
団先生の鋭い目線に少し目を伏せてからしっかりと、重くも口を開いた。
「七海先生の恐れているとおりです。僕の体には悪魔の血が流れています。……冥王星のリーダー、キングハデスの血が…」
ハッと息をのむ音が隣から聞こえる。
でも団先生は顔色一つ変えることなく「あいつは元気にしているのか?」と僕に問いかけた。
「え…?」
団先生の突然の言葉に思わず反射的に聞き返した。
想像もしていなかったその返事に頭の中が一気にごちゃごちゃになる。
あいつ、というのは聞くまでもない。話の流れ的にお祖父様の事なのだろう。
「お祖父様と…知り合いなのですか…?」
初めて聞いたその衝撃的な言葉に、さっきまでの平常心はどこかへ消え僕は思わず目を泳がした。
お祖父様からそんな話は聞いたことがない。
今までQクラスと冥王星は幾度となく事件の度に絡んできた。
「昔色々あったんだ」
「いろいろ…?」
でもまさか、二人が知り合いだったなんて…
「ああ。山内君のお父さんともね」
