探偵学園Q

「リュウ―――――！！！………はあっ…はあっ」



「…ｸｽｸｽ。先程の話…決心はつきましたか？」

「………」

「もうあなたはリュウ様にとって憎い相手でしかない。これ以上傍にいる意味はないんじゃないですか？」




―ズキッ

ああ…全部冥王星の罠だったんだ。

あたしとリュウを離すための…




「これで身のほどを知りましたか？飼い猫さん？」




――――――――



そこで目は覚めた。




「……はあっ…はあ」




全身が汗でびっしょり濡れて時計を見ると明け方の４時を針がさしていた。

そのとき体中を電流でも走ったかのような感覚と吐き気が全身を襲う。





「………っ…思い出せない」




なにも思い出せないの。





「パパって誰…？」




パパの顔も何もかも




「…思い出せないよ…お…っ」




あたしのパパに関する記憶はどこ？



あたしはなんでここにいるの？

なんであたしは飼い猫なの？




“触るな”


「う……わあああ…っ」





なんであたしはこんな世界で



生きているの………？






～To Be Continue～