俺が怒り狂って罵倒するのを、男達は笑いながら聞いていた。

「負け犬の遠吠えだな。どんなにわめいたって、お前は奈那子ちゃんを助けられねぇもんな?」

悔しいがそれは事実。

どんなにここで呪詛を吐いても、九条は助けられない。

「まぁこっちはお前が追いついてくるまで、たっぷり楽しませてもらうさ。車に4人乗ってるからな。代わる代わる、交代で奈那子ちゃんを味わわせてもらうぜ。早く来ないと、奈那子ちゃん気が狂っちまうぜぇ?」