また電車のりばが見えてきた。
そこには年老いたおじいちゃんが立っていた。



ぼくはまた、電車に乗せた。おじいちゃんはすぐに話かけてきた。

「わたしには、5歳になる孫がいる。たくさん遊んであげたいが、もう体が動かなくて。」


残念そうにおじいちゃんは話した。




ぼくは、そんなおじいちゃんのために行き先を決めた。

「おじいちゃんの行き先は緑の星です。緑の星にいけばどんどん体が軽くなって元気になりますよ」



おじいちゃんは喜んでくれた。
ぼくもとっても嬉しかった。