ヤクザと執事と私【短編】『遥か遠くのロシアにて-嵐を呼ぶ男達-』



「・・・御好意に甘えさせていただきましょうか?」



龍一が、大和と真木ヒナタを見る。



「・・・そうだな。このまま外に立っていたら、凍死しそうだし。」



真木ヒナタが答える。



大和は、龍一の問いかけには答えずにロシア人のもとに行き、話しかけた。



「・・・ところで、バニーちゃんはいる?」



「バニーちゃん?・・・・ああ、バニーガールのことか?」



「そう、バニーガール。」



「バニーガールはいねぇが、セクシーな美人は、それなりにいるぞ。」



「・・・・・龍一、ヒナタ、何、ボォ~っと突っ立っているんだよ!さっさと皆様を優しく起こして差し上げろよ!」



大和が、真剣な表情で龍一と真木ヒナタに注意する。



「・・・まったく大和は・・・」


「はい、はい。」



龍一と真木ヒナタも手伝い、倒れたままのロシア人の意識を取り戻させる。



「すぐだから、俺達のバイクの後ろに乗ってくれ。」



こうして、龍一と大和と真木ヒナタは、バイクの後ろに乗り、バーへと向った。