龍一は、ブラックジャックの席につく。



真木ヒナタは、龍一の後ろに立ち、その様子を見ていた。



「もう一枚いりますか?」



「いえ、結構です。」



龍一は、笑顔で答える。



龍一のカードは、8と10の合計18だった。



勝負するのは、当然。



親のカードは、20。



初めての勝負は、龍一の負けだった。



「失礼致します。」



龍一が掛けたコインがディーラーによって持って行かれる。