「え!?帰るの??」




慶太君が寂しそうに俯いた。




だって・・・




嫌われてるみたいだし。





「ぅん。お母さん、心配するし。」




すまん。お母さん、名前使う!!




「そっか・・・。そうだよね。俺、送っていけないんだ。帰り方分かる?」




帰り方??




そっか。
あたしエレベーターから来たんだ。




あたしは頷いた。




「10のボタンだよ!!1を押しちゃダメだからね!!」




「ぅん!!わかってるよ・・・!!」
↑1を押すつもりだった。