無表情だったはずの顔が笑っていた。 「名前わかった・・・。よし あき帰ろう!!」 えっ? 帰ろう? いや帰るけど・・・。 えぇっ? 「早く帰ろう?」 「まって・・・帰ろうって?」 「うん。俺ん家に帰ろう」 いやぁ~ 帰らねぇよっ!! 「早く。寒い。」 「うち お母さんが知らない人にはついて言っちゃダメって」 「るい」 「はっ?」 「なまえもうわかったから知り合いだ。だから帰ろう」