約束〜不確かな未来〜


「その間、一切会ったり、連絡も取らないよ?

証拠を見つけられると、絶対離れない…

俺が別れようって言うと、必ず

『女ができて捨てるのね』
って騒ぐんだ。

だから、全く完璧にシロの状態にしないと

アイツを説得できない…

解るか?」



私は自分から言い出したとはいえ

その条件は残酷なものだった。


「…また、会えなくなるの?」


「美凪、今回は俺がアイツとけじめをつけるためにすることなんだ。

君の存在をしられたら、計画は台なしだぞ?

アイツとけじめをつけるには、こうしなきゃ…

奇跡…起きないよ?

俺を信じてくれ!

それに…あの男の手前、カッコ悪いだろ?」


勇樹は最後に笑った。


「わかった…」


私は、観念した。


「絶対、12月24日までに……約束して?」


「ん、君の協力がないと、無理だから…

また淋しい思いさせるけど…俺も美凪に会えないのは辛い。

二人で乗り越えよう」


私は、勇樹に小指を出した。

勇樹の小指が絡まり

年甲斐もなく、子供じみた指切りをした。