『それでは,本日最後の種目…団別リレーでっす!!』


アナウンスが校庭いっぱいに響く…


ぞろぞろと集合場所に集まる…


私もその流れに沿うように進んでいく…


『ヤバい…緊張してきた…』


「楓チャン!リラックス!」


再び先輩の声…

「ひ…ひやぁい…」


先輩に言われると…余計ドキドキしちゃうんですけど…


「大丈夫!オレのとこまで持ってくればいいから!」


「び…ビリになったら…ごめんなさい…」

「こらっ!弱気になるなよ!」


ペシッとおでこに指が当たった…

「ひゃう!」

「頑張ろうな?」


「…はい」



先輩…


近いです…