吹いて奏でて楽しみましょう



あくる日。


「あ、金城じゃん?」

「え?あ。」


急に声を掛けられて振り返るとクラスメートの男子がいた。


なぜここに?


「何?」
と問う間もなく、


「何これ?なんて楽器?」


「え?フルートだけど。」


「吹けんの?」

「吹けるよ。」

「吹いてみてよ。」


初めて見る生の楽器を前に興味津々といった感じ。


「いいよ。」


まだ、練習始めたばかりで頭部管だけだったが本体をつけて吹いてみる。


~♪


「スゲー。おれにも吹かせてみて。」


「えっ!?」


 なんだろ?吹部に入りたいのかな?


助けを求めようにもまだフルートの先輩は来ていない。私一人だ。