意見の違いを合わすのは難しそうだが、案外二人は仲良くやっている感じだった。
それだけ、コンクールに真剣なんだろうなー。
のんきそうな所はあっても。
OBの人達の応援も落ち着いてきてるが、未だ絶えない。
かなり期待されてるのかな~
とか思ってたら、
登川先生が合奏の時、
「お前らは、初心者集団だからな。」
と、言われた。
初心者集団?そりゃプロではないけど?
先生の言ったことに、皆「?」を浮かべていると、
「なんだ初耳か?みんなそう言ってるぞ。
ほとんどが、今年からの入部者だろ。」
あー!言われてみれば。そういうことか。
なるほど!と感心していると、
「おまけに去年はコンクール出てないし、楽器も変わったしな。
本気で練習するのは今年からだろ。」
私たちも入ってるのー!?
「だから、人一倍厳しく練習しないと、銅賞だぞ。」
それは、人一倍練習しても、銀賞ってことですか?
思ったより今年の金賞とかは期待されてないみたいだ。
しかし、妙に説得力はある。
初心者集団、ねぇ。
なんか頼りない響き…。
ばかにされてるような気すらするが、ちゃんとわかってるんだな~とは思う。
過度な期待もプレッシャーがかかるから、ちょっとホッとする。
でも、ちょっと見返したい気も出てきたりして…。
いずれにせよ「人一倍」と顧問に言われたからには、はっぱをかけられたんだろう。



