ドダダダー
「こんにちはー!」
「こんにちはー!」
「…はい、こんにちは。元気だね。」
私はおかしくて笑いながら返した。
初めは2、3人だった。
先輩が来たと知ったら、走ってきて我先に挨拶をする。
何かのゲーム?流行ってるのかな?
少しびっくりしたので、そんな風に思ったりもしたのだが、
ま、それならいつかはおさまるでしょ。
甘かった。
ズダダダダー!!
「こんにちはー!」
「こんにちはー!」
「こんにちはー!」
四方八方からたくさんの後輩達が掛けてきて、挨拶の嵐が吹き荒れる。
ええー!?何!?何!?どうしたの!?エスカレートしてるよ!?
動揺しつつも、どこに向けていいのかわからない挨拶を返す。
「ねぇ!1、2年どうしたの!?」
同じく後から来た恵や真弓も驚いてる。
こっちが聞きたい。
が、誰も知らなかった。
「誰か昔の話でもしたんじゃない?
ほら、先輩が来たら遠くからでも大きな声で挨拶したじゃん。」
「あ、したした。」
「で、先輩より遅く来たら、挨拶しに行ったんだよね。」
「移動はいつも走れ。だったし。」
「…なんかごっちゃになってない?」
「それに、廊下は走っちゃいかんだろ。」
挨拶自体は良いことだし、出どころもわからない。
どうしたものかと考えてるうちに、数日が過ぎた。



