吹いて奏でて楽しみましょう


洋子ちゃんは、笑い上戸で私はよく彼女の笑いに引き込まれた。

細かい所に気づいては、ウケるのだ。

フルートのいい、ムードメーカーになっている。

私も前よりは練習が楽しくなって、この子達が後輩で良かったと密かに感謝している。

そんな洋子ちゃんにつられ、藍理ちゃんもよく突っ込みを入れるようになっていた。

二人を見ていると微笑ましい。


「え!?洋子ちゃんて、そんなに頭いいの!?」

定期テストも終わり、なんと洋子ちゃんは学年2位だったのだ。

本人には悪いが、意外である。

「洋子ちゃんて、すごいんだね~。」

「え、いや、そんなことない、です。」

照れてるのか、いつもより声が小さくしどろもどろな様子。

 その頭分けてほしいよ。

受験生の私は感心しているばかりではいけないことに気づく。