「見た目より少ない音だな~。
ま、半分以上初心者だからしかたないか。
早く、全員で吹けるといいな。」
合奏を2、3回繰り返すと、少しずつ吹ける子も出てきた。
通しの合奏はやめて、分けてやる部分レッスンが始まった。
初めから吹いて、キリのいいところ、先生が気になったところで止めて、修正していく。
もしくは、何回も繰り返して吹く。
そこが一段落ついたら、次の部分へと続いていく。
結局、今日は出だしを合わせることと、最初の部分だけで終わったけど。
最後に
「試しに2曲目もちょっと吹いてみるか?」
と、言いだしたが、大半の子が首を横に振った。
「わかったよ。
でもあと半月後だからな。
合奏も増やしていく。練習しっかりやって、早く仕上げろよ。」
「はい。」
「解散。」
「ありがとうございました!」
下校時間も近い。
椅子や机を急いで片付けながら、私は「どうだったか」と、後輩達に尋ねた。
「難しい」とか
「楽しかった」とか
「思ったよりうまく出来なかった」
「もっと練習したい」
などなど口々に感想を言っていた。
もっと練習を、か。
合奏が増えると個人練習減るんだよね~。
複雑なところではある。
ま、合奏で磨かれることもあるんだけど。



