「これは、ダルセーニョって言って、下のD.S.まで行って戻るんだよ。」
「あ、そっか…じゃあこれは?」
「コーダ。ここに飛ぶの。」
「え、…え~と、じゃあ…どういう進み方になるんですか?」
「うん、リピートも入ってるからややこしいよね。
とりあえずここからここまできたら、リピートで帰って、2回目はそのままここまで。で、ダルセーニョで帰って、ここまで来たら、コーダでここに飛ぶ、と。」
「で、終わりですか?」
「うん。」
「え~と、こうきたら…」
貴子ちゃんが指で追っていく
「そうそう。あ、そこ違う。」
「あ、え?あ~こっちか、で、」
「うん、合ってるよ。」
「なんかややこしいけど。わかりました。」
「ここは、時間的にリピート飛ばしたりするけど、またわからなくなったら聞いてよ。」
「はい。ありがとうございました。」
この部分の繰り返しが長いというのも、この曲がウザがられてる理由の一つだ。
比奈ちゃんは貴子ちゃんに任せよう。
そうして、また1年の所に戻る。
そうして結局、その日の私の練習はほとんどできなかった。



