吹いて奏でて楽しみましょう


「洋子ちゃん、藍理ちゃんさっきのところ出来た?」

「え!?先輩、早いです。」

「そう?」

時計を見るとあれから、15分は経っている。

「早くないよ?」

「え~」

「だって簡単な所だし、このぐらいで出来ないと。」

 まだあと1曲さらに難しいのがあるのに、間に合わない。

 せめて合奏までには形にしないと。

「出来るだけでいいから、吹いてみて。」

「…はい。」

~♪

藍理ちゃんはリズム良く吹けているが高い音が出せてない。

洋子ちゃんは逆だ。

「わかった。じゃあまた来るから、練習続けて。」

そう言うと、再び2年生の方へ顔を出す。

「どう?」

「あ、ここのリズムがイマイチわからなくて、」

貴子ちゃんに集中して教える。

「あと、ここは3連符だから、タラ~ラタラ~ラ、てなるから気をつけて。」

「はい。この記号は…?」