吹いて奏でて楽しみましょう


次の日の放課後。

「あ!楓いた!早く早く!」

「え!?なに!?なに!?」

教室で少し談笑していた私はサックスの恵にせかされて、音楽室へ行った。

「あ!楓が来たよ。この人がフルート担当の金城楓。
楓、フルート希望の子。じゃあとよろしく!」

と言って茜が去っていく。

「え!よろしくって、それだけ?」

「ごめん忙しくてさ!」

 はぁ~、いきなりですか…

私の目の前には2人の一年生が立っている。

「え~と、じゃあ楽器庫で楽器取ってくるから、待ってて。」

私は何からすればいいのか考えつつ、アタフタと行動する。

 あ、カバン置かなきゃ。てか、一人で持てないよな。

「ごめん、やっぱ着いてきてくれる?たぶん一人じゃ持てないからさ。」

 楽器だけじゃないし。用意するの。

 教える子が一気に3人になっちゃったよ…。ピッコロもやらなきゃならないのに、とほほ。


フルート希望の子は結構多かったらしい。でもそんなに大勢はいらないのでジャンケンで決めたそうだ。

「いいな~フルートは人気で。」

真弓と恵が言う。

 まぁ、吹いてる姿はカッコイいのかもね。