「やっと終わったね~」 「おつかれ~」 空が朱色に染まる中、みんな柔らかな絨毯の敷かれた第1音楽室の窓辺でくつろいでいる。 「あ、また飛行機が飛んだ!」 「どこどこ?」 「ほらあそこ。」 窓辺には50センチぐらいの高さの木の棚がある。 そこに座ったり、頬杖をついたり… 「あ~新しいっていいねー♪」 「本当!眺めは綺麗だし。」 「クーラーあるし。」 「幸せ~。」 そんな風に浸りながら、部の引っ越しは終わった。 もう、旧校舎で練習することも無いけど、それ以上にここは魅力的だった。