吹いて奏でて楽しみましょう


6月某日。

「ぎゃはははは!」


私達は学校車に揺られ、吹奏楽祭が行われる沖縄市に向かっている。


車中、以上にテンションの高い私達。


恵や、莉奈が笑わしてくるのだ。

そして、恵とホルンの真弓(まゆみ)は笑い声がでかい。


つられて、私達もハイテンションだった。


去年は初出場で緊張していたが、今回は観にいくだけの気軽な遠出といった感じだ。




どの学校よりも早く着いた私達は、ロビーの方でおしゃべりしながら待っていた。


と、顧問が呼んでいる。


「これ、今日のしおりなんだが、表紙のここが印刷ミスされてるんだ。」

正しい方のしおりと比べるとなるほど、一カ所間違えている。


「え~大変じゃん。」


「それで、応急処置として、このシールを上から貼っていく。
これだけあるし、会場までに間に合わさないといけないから、全員で手伝ってほしい。」


「いいですよ!」

どうせ、ヒマだし。


「じゃあ、頼む。」


早速、みんなで分担し、作業にかかった。