「あら?もしかして入部希望?」 他の先輩に声をかけられた。返す答えは、 「…はい、そうです。」 しかない。 「ちょっと待ってね。部長ー!入部希望者ですよー♪」 「あらー♪楓ちゃん。来てくれたのー?」 はい、一人ですみません。 言われてもいないのに心で謝る。 そうして、私の吹奏楽ライフは始まった。