演奏する曲は
「校歌」
次に
「明日に向かって」
そして、少し前に流行ったポップスを2曲。
最後に大会で金賞をとった曲として
「西部の人たち」
でしめる。

以上5曲だ。



校歌は初めて演奏した曲だ。あの時はほとんど吹けなかったが、今ではスラスラと吹ける。

…まさかのスケールを除いては。


ポップスでは聡美先輩に見てもらった時注意されたことがあった。


「私も昔言われたことがあるんだけど、ポップスは吹奏楽曲とは違うから、あまり固くならないようにした方がいいの。」

「はあ。」

曲を吹き終わった私は自分の演奏の固さがよく分からなかった。


「うん、難しいんだけどね。特に私達は4部音符で刻むことに慣れてるし。

なんていうのかな、
アドリブとまではいかなくても、あ、アドリブは入れちゃだめだよ。

つまり、もっと自由にリズムに乗って楽しく吹く。って感じかな?

あまり吹奏楽って感じを出さない方がいいみたい。」


「はい。」


この微妙な音楽的ニュアンスは「歌うように」同様、なかなか捉えづらい。


とにかく、意識して吹いてみることにする。

が、今日までそれができているかどうかはわからない。