まだ辞めると決めてはいない人がお互いに説得しあい、

とりあえず、文化祭まではこの問題を保留にしようということになった。


その結果、文化祭前は以前の活気が戻りつつあった。


 このままでいてほしい。


最近、一人で練習することの多かった私は、以前の閑散とした部を思いそう願った。



部に来たみんなは、案外明るく、笑っていた。


やっぱり仲間と楽器を奏でるのは楽しいのだと思う。


殺伐とした雰囲気の時もあったけど。


その時は、また以前のようになるのでは?と心配になったりもした。


そんな風にハラハラしながらも文化祭前日を迎えることが出来た。