『…ん賞!』
キャーー!!
え!?え!?何!?
歓声が食い気味できたのでよくわからない…けどこれは!?
「金!?金賞なの!?」
「うん!!そうだよ金賞だよー!!」
「わーい金賞だ!!」
前の席の先輩が教えてくれる。
ワーー!
一足遅れた歓声。
良かったー!
「今年はだめかと思ったのに!」
「信じらんない!」
「多分ギリギリだねー。」
「でも良かった~」
え?信じられないぐらいダメだったの?
涙ぐむ先輩達の会話が耳に入り、ちょっと素直に喜べない。
次の発表に移るためにマナーとしてすぐ静かになった私達は、緊張がとけた解放感でぼーっとしていた。
表彰式。
『伊是名中学校金賞おめでとう!』
舞台に上がった聡美先輩がトロフィーと額付きの表彰状を受け取り、私達に向かってトロフィーを掲げた。
ワーー!
私達は嬉しくて拍手と歓声で応えた。



