「…それにしても」
ハァ~。
とため息を吐く。
「盛大なため息だね。」
麻希が私のため息を聞いて呆れてる。
「あ、無意識でつい。」
えへへ。と笑いでごまかす私。
さすがに、久しぶりに会う友人の前であのため息は悪い。
「なんかあった?」
「いや、ちょっと部活の練習がね。キツくなったな~と。」
「あー、吹奏楽部、夏に大会あるんだっけ?」
「うん。まー。
暇なら見に来てよ。今回は会場近いし。」
「わかった。練習頑張ってね。」
「うん…」
麻希もいじめから抜け出せたようで、今ではすっきりしている。
「そういえばさー、あやもクラスメートから嫌がらせがあったみたいよ?」
「え?そうなの?!」
そういえばなんか微妙な雰囲気だったような…。
「うん、でね。なんかうちらの小学校狙ってのイヤがらせって噂を聞いたんだけど、楓知らない?」
「ううん。まったく。
えーでもそうだとしたらチョー迷惑。」
「だよねー、本当頭にくる!うちら関係ないじゃん。少数イビリかよ!って感じ。」
「なんかヤンキーとか絡んでるの?」
私をいじめてた子、そんなウワサがあった気がする。
「さあ?でもそうかもね。」
はぁ。ヤンキーか。中学一年でもうそんなのに染まるなんて、なんかもったいない。
いい人そうだったんだけどな。
悪い人ではないんだろうけど、やってる事が残念。



