しばらくしてから届いたユリからの返信メールの内容は、簡単なものだった。

手術を受けた、その帰り道。

どうやらクラスメイトの一人に。

診療所から出て来たところを目撃されてしまったらしいとのことだった。


僕はどうしていいのか分からず。

レイジはさらに落ち込むばかりで。

二人が登校する日を待ちながらも。

それでもどこか。

心の片隅で。

このままでは二人が。

クラスの中で、晒し者になるのではないかということを、とても恐れていた。