悪いけど私モテます!

...。


暫しの沈黙を破ったのは彼女だ。


「りほ、変な話してごめん。ちょっとアンタに甘えてみただけだからっ。」


「ば、バカっ。アンタに甘えられたってキモイだけだしっ。」


何故かそんな言い草しか出来ない。


私のバカっ!


もっとちゃんとした言葉返しなよっ!


けど...、


けど...。


もし私が彼の子供を妊娠したら...?

どうする...?


やっぱり茜の様に堕胎の...?


いきなり現実を押し付けられた様で怖くなる...。


茜とは同じ立場で安心した、それと同時に...、


否...、


それよりさらに、この先の不安が出てくる...。