莉緒は笑顔で言った。 沙綺の頬には、透明な雫が滴る。 それは、彼女の罪悪感を示すものだった。 彼女は、予想外の答えにビックリしていた。 が、莉緒の“暖かさ”も感じただろう。 「私と、友達になれないって言うの?」 「宜しく!」 沙綺は、精一杯の笑顔で言った。