先生が近づいて来る〜。どうせ、前の席の子とかかな?

『佐伯。起きろ。

携帯は一応、預かる。

数学の時間に寝るなんて………全く。

俺様に異議は通じない。

さっさと出せ。』

ずれてた黒縁メガネをかけなおしながら言う。

私!?

カバンから携帯を出して見て見ると――――私だ。 

先生に携帯を預けた。