赤いサンタ.黒いサンタ

夕食を済ませ、母親は食器を片付け、翔は風呂に入った。



翔が風呂からあがると、テーブルの上にクリスマスケーキが置かれていた。



時刻は午後9時半…。



翔「お父さん遅いね…。」



母親「本当にね~、電話してみましょうか?」



母親は翔の父親に電話を掛けた。



プルルルルルル…プルルルルルル…



ガチャ…。



「只今電話に出る事ができません…。」



母「留守電だわ…。」



翔「僕ケーキ食べたいよう!!」



母「そうね、翔は10時には寝なくちゃいけないし…、先に食べましょうか。」



母はケーキのロウソクに火を付け、リビングの明かりを消した…。



母「せ~の」



翔&母「メリークリスマ~ス!!!」



二人は一気にケーキのロウソクを消した。



母「メリークリスマス、翔。」



翔「メリークリスマス、お母さん!」



その後二人はケーキを食べ終わると、母と翔は二階にある翔の部屋に入った。



翔「お休み、お母さん。」



母「お休み、翔。」



母は電気を消し、部屋を出た…。



翔(サンタさん早く来ないかなぁ!!)



翔は興奮してなかなか寝付けなかったが、いつの間にか眠りについた…。








2時間後…、惨劇のクリスマスが訪れる…。